カロリア代表、宇栄原千春(うえはらちはる)です。

ミールトレーニングへとつながるダイエットの成功法則を研究し始めたのは自分のダイエットの成功体験がきっかけです。

もともとポッチャリな私がアメリカ留学の4年間でさらに体重が増え、自己流食事制限で体重を減らしてはリバウンドを繰り返していました。しかし自分で減量するのは限界だったためテレビCM流行っていたダイエットをやってみることにします。

その当時(今も?!)のアメリカのダイエットの主流はフィットネスジムで鍛えること。流行の基本はそれでしたが、私は運動でやせる自信がなかったので、食事中心のダイエットサポートを受けることにしました。

それが功を奏し、2か月半で10㎏の減量。さらにメンテナンスコース3か月で2㎏、合計12㎏落ちました。そして自信のなかった運動も自然と始めていました。

つまり、ダイエットが成功したのです。

この事実は私に思いがけない自信を与え、その後の考え方や行動までが変わりました。さらに留学中でホームシックもあり鬱々として、いつも疲労を感じていた体調も、すばらしく改善したのです。

ビフォーアフターで「幸せ度」は10倍違ったと記憶しています。

それからというもの「どうやってやせたの?」という質問をたくさん受けました。

私の答えは
食事を変えただけ

そう、食事が変わったというシンプルな事実だけなのです。

一時的に「食事制限」してやせたのではなく「効果的な食事のとり方を身に着けた結果ダイエットが成功した」というのが正しい表現かもしれません。

制限ではなく、効果的な食事のとり方がわかったので、それを継続しているだけなのです。
そして、その食事内容の変化は30年たった今でも持続しています。

帰国して、このシンプルな事実をお伝えするのですが、なかなか伝わりません。
「やったら効果が出るのになぁ。いつも続かない私でもできたんだから。」
ずっとそう感じていました。
そして気が付いたのは、結果を出すためには私が受けたようにしっかりとしたプログラムでサポートを受ける必要があるんだ!ということ。

その後25歳で一念発起し管理栄養士の資格をとりました。

アメリカで私が受けたようなサポートすれば、私と同じ悩みを持っていて今より10倍ハッピーになる人たちが増える。その思いを胸に病院に就職し、ダイエットのサポートを業務の中で実践していきました。

病院で働き初めてわかったことが、「肥満になる食事が多くの病気を作っている」という事実です。それからというもの俄然ダイエットサポートの意義を感じ、それまで以上に張り切って仕事をしていました。

様々な病気の症状に合わせた献立を作り、食べた結果を血液検査と照らし合わせて、また食事内容を調整する。その繰り返しが病院での業務内容です。そこからの大きな学びは「本当に食事(栄養)が人のからだを作り替えている」でした。

それまで当たり前のように「食事が体を作る」という言葉を使っていましたが、実際に血液検査などの「見える化」された情報を見ることで、それは私の中で確信へと変わりました。

入院中の患者さんは、毎日の食事とお薬、そして優しいケアにより病気が改善します。でももしかしたら、入院する前にダイエットに成功していたら、食事の内容を見直していたら、病気にならなかったかもしれない。そんなふうに思いました。

ここでまた一念発起です。

「やっぱりアメリカで受けたようなダイエットサポートを提供しよう!」でした。

そこで立ち上げたのが「カロリア」です。
(設立当初は「えいよう相談室」という組織でした。)

カロリアでは自分の理想とするダイエットサポートを提供。
「食事の提供」と「カウンセリング」、そして「ミニレクチャー」です。

しかし、思ったような効果が続きません。

食事で効果を出す、継続するための課題はいくつかありましたが、一番の要因は「日本の食文化」でした。

そもそもの思考パターンと嗜好といった食文化が欧米とは違うのです。

そこからは、また新たなダイエットの成功法則を求めて試行錯誤が始まります。

日本の食文化に合った、私が体験した心も体も10倍ハッピーになるダイエット」を追い求める日々です。

しかし基本は、何をやっても続かなかった私が効果を出せたアメリカでのダイエット。何が続かない要因なのか一つずつ分解して検証しなおしました。

検証し直した結果、私が受けたサポートは食事のサポート、ミニセミナーだったのですが、実はモチベーションやメンタルのサポートを私のルームメイトが引き受けてくれていたことがわかりました。足りないものは、「ルームメイトの毎日のサポート」だったのです。

そんな事実を踏まえ、成功するダイエットを検討。

ただ単に「食事を変えるだけ」だと思っていたダイエットは、実は様々な要因が複雑に絡み合っていて、食事制限、運動、カウンセリング、セミナーいずれも単独では効果が出ない、あるいは続かないことも判明。さらに一人一人体質が違うため理想とする食事が違う、という事実がありました。

やはりトータルでのサポートと、個人個人に合ったオーダーメイドのプログラムである事が不可欠だという結論にいたり、プログラムを練り直します。その中でも日本人の食文化に合うことが必須です。

このような25年間の研究とサポート実績を総合的にまとめて2年ほど前から徹底的にサポートする3か月プログラムも小さく実施してきました。

様々なパターンを見る中で、一番成功するパターンもわかってきました。

そしてついに、多くの方々のご協力により、効果的にやせる、そしてやせ続けるためのダイエットサポートプログラムが出来上がりました。

自信を持ってお勧めするこのプログラムは25年間私が実践してきたダイエットサポートや食事栄養指導、コーチング、料理レッスンなどを総合して「ミールトレーニング」と命名いたしました。

FM那覇さん『今日もワタシにおめでとう』で
たっぷり語らせていただきました。( 2020.2.21 )
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沖縄タイムス副読紙ほ〜むぷらざに掲載 →『これが最後のダイエット』